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3.14と3の話

  • 2013-02-23 (土) 0:30
  • 日常

ゆとり教育の象徴とも言える、「円周率は3」という話、実はデマだった…という所から今日の話は始まる。実際、ちょうどその世代に当たるお子さんを持っている皆さんに伺うと、「確かに3.14と教わるけど、テストの問題には結局『円周率は3とする』と書かれていて…」と。え、いや、どういう…

円周率が3と3.14では大きな誤差がある、という事も大問題なんだけれども、小数点の計算過程(めんどくささ)も大事であって、しっかり体験させておくべきなんじゃないのかと。円周率から小数点以下を取っ払ったら、小学校で出会える小数点計算が激減するんじゃないだろうか。それマズくないか。

この辺り、学校によっても結構差があるらしい。兄弟間でも教わり方が違った(ちゃんと3.14で計算した)などというケースもあるようで、じゃあ後々どうやって整合性を取るのか、という問題も産まれてくる。3で計算し続けた子供は、どのタイミングで3.14に移行するんだろうか。

昨今、『ゆとり教育』から『ゆとり』という単語が独り歩きして、「子供のくせに!」という言葉の代わりに使われる機会が増えたように思う。でもこれ、全然イコールで繋がらんよね。悪いのは教育であって、子供じゃない。ゆとり教育を受けた子供らは、被害者なんやから。

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