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起死回生のびわ湖花火大会

  • 2012-08-08 (水) 0:35
  • 日常

朝からあまり体調が良くないのだが、今日は出来れば出掛けたい用事がある。8月8日と言えば、びわ湖花火大会だ。オカンの送り迎えもあって、去年よりスケジュールがタイトな事もあり、今年は別にええかなあという気になっていたのだが、時が経つにつれて我慢出来なくなり、結局時間ギリギリで観に行く事に決めた。

一度家に戻ってから、急ぎ原チャに跨り滋賀県へ。今年も狙うは湖西側、そして今年は去年とは違い遠景を撮ろうと目論む。アテはほとんど無い。ホントは事前にロケハンするつもりだったのだが、結局今年も出来なかった。取り敢えず近江神宮ランプへ向かうと、降りたところに人だかりが。どうやらここからでも観る事が出来るようだ。三脚を立てる余裕は十二分にある。良し、今年はここで頑張るか。花火開始まであと数分、何とか間に合ってよかった。

7時半過ぎ。1発目の花火が上がったと同時に、悲惨な光景が目に入った。遠過ぎる。幾らなんでも遠過ぎる。花火前は暗くて見えなかったのだが、電線までかかってる。マンションの位置も最悪だ。そりゃあまあ、ここでもそれなりに観えるだろうけども、写真を撮るのには全く適していない。3発目の花火を見届けた後、僕は急ぎ三脚を畳んで原チャに跨った。

下道を西大津へ向かって飛ばす。アテは無い。去年撮影した穴場も、今頃は人で埋め尽くされているだろう。どうする。どうする。物凄い絶望感に襲われながら、必死で頭を回転させる。皇子が丘ランプまで戻ってくると、あちこちに大量の人が。沿道なんかにも堂々と車が止まってて、そこから観ている人も大勢居たがあそこは無理だ。こうなったらもう、皇子が丘公園の中しか無い。最初で最後の賭けだ。

バイパス沿いの一番上にある駐車場に原チャを向かわせると、そこは車で一杯だった。幸い原チャならば入り易い。急ぎ駐車して中に入ると、思ったよりは花火が見えるじゃないか。一気に嫌な汗が引いた。ただ、とにかく木が邪魔。少しでも良いポジションを探すべく、三脚とカメラを抱えて公園内を走り回った。が、何処へ行っても木が邪魔をする。それも鬱蒼としているのではなく、ピンポイントで邪魔をしているのだ。何だこれ、どういう嫌がらせだ。

公園内の中腹までやってきた。これ以上下ると、今度は高度が稼げなくなって花火の下が切れてしまう。と、ここでようやく良さげなポイントを発見した。マンションと木々の間から、奇跡的に打ち上げ場が見える。楽しそうに観覧している家族連れの後ろに付き、急ぎ三脚を立てる僕。スイマセン違うんです、僕怪しいものじゃないんです。もうここでしか撮影出来ないんです。

どばーん。

数こそ少ないが、去年より良い写真が撮れた。マンションと木がちょうど良い影になってくれている。このロケーションに巡り合えたのも、この写真が撮れたのも、偶然だ。何とかみんなに見せられる写真が撮れてホッとした。最後の花火が上がった後、急ぎ駐車場に戻って脱出。今年は素早く出られた事もあって、全く渋滞に巻き込まれる事無く帰宅出来たのもラッキーだった。来年こそは、ちゃんとロケハンをしよう。ホンマに。

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