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2012-06

オッサン、乳をアピールする

仕事明け、二日酔い、そして記録的な来店数。カウンターの中でヘロヘロになる僕。ゆっくり出来るのは、どうやら月曜になるらしい。閉店後、畳の上で大の字になった。が、今日は演劇の会合がある。ボロボロの身体を起こして四条烏丸へ。いつも通り、講師のGちゃん、印刷のK君、法律のSちゃんが打ち合わせをしていた。19時スタートだったのだが、僕は店の片付けがあるので遅れて参加している。

で、僕を見た3人、開口一番「乳」と言った。そう、この1ヶ月ほどの乱れた生活で、僕は太りに太った。そして僕、どういう訳か『胸から太る』のだ。結果、Tシャツ一枚だと、胸が出る。「いや、ちょっと…男よね…?」とGちゃん。「Bはある…」とK君。「無い子が見たら無くわ…」とSちゃん。エラい言われ様だ。僕だって好きで胸をデカくしてる訳じゃないのに。悔しいので、会議中ことある毎に胸を強調してみた。手ブラ、とかボソッと呟く度、会議が止まって3人が悶絶する。Gちゃんに「視界に入らないで!」とまで言われた僕。どうすれば良いんだ。

会議の終了間際、乳アピールを繰り返して会議の妨害ばかりしていた僕に会則が配られた。今日、僕何もやってないや、ゴメンねエヘヘ、と思ったら物凄い誤字があって、何か負けた気分になった。

やってきた悪い大人たち

仕事明けの喫茶店。カウンターから一番近い席に、悪い大人たちが鎮座している。名を、神奈川の技術屋Tさん、NIGOROのサミエルさんという。

そもそもの始まりは、先日のtwitter。おもむろにTさんとサミエルさんが密談(という名の公開トーク)を始めた。「そういやまだ、しゅうさんとこの喫茶店行ってないんですよね」「じゃあもうすぐ出張あるから一緒に行きましょうか」「どうせならMSX的なもので武装して喫茶店を襲撃しましょう」と。ちょっと待って。本人を目の前にして、一体何を。


MSX。1980年台に国内外で活躍した、ホームコンピュータの統一規格だ。テレビに繋いで使える事と、当時としては非常にリーズナブルな価格帯で人気を博しており、僕ら3人もそれぞれMSXを所持していた。自分でプログラムを書いてゲームが作れる、という喜びに満ち溢れていたあの頃。ファミコンフィーバーを尻目に、日々プログラムを書いては遊んでいたものだ。ファミコンユーザーには(特に描画能力面で)散々バカにされたけども。そんなMSXを未だに愛してやまない大人達が、本気でMSXネタを持ちこんでくるという。怖い。一体何を持ちこんでくるんだろうか。一般のお客さんが引かない程度にお願い致します。

かくして夕方にやって来た2人。「MSX本体をショルダーバッグにして持ってくるのではないか」と噂されていたが、実に普通に来店され、店内では非常に大人しかった。それはそれで逆に怖い。お店が忙しかったこともあり、この時はあまり話が出来なかったのだが、どうやらお楽しみはこの後だそうだ。そうそう、先日のお礼に、とTさんからお酒を頂いてしまった。地元の水で作られた日本酒で、『はやぶさの故郷』というグッと来るサブタイトルまでついている。それを見たサミエルさんが、「しまった、ウチの地元で販売されてる水道水持って来れば受けたのに!」と悔しがっていた。ハイレベル。

閉店後、3人で河原町方面へ向かう。道中ずっとオリジナル版La-Mulanaの話で盛り上がり、原チャとベンツの接触事故を見た後に三条河原町に到着。適当に歩いて、適当なお店に入り、お好み焼きを食べながら、いよいよ悪い大人たちが全力全開に。

最初に飛び出したのは、サミエルさん所蔵のMSXPLAYer(1chip MSXの前に出た公式エミュレータ)に、何とMIDIサウルス。「しかもMIDIサウルスはVer1.0です」という、解る人にしか解らない激レア具合。僕とTさん悶絶。更に飛び出したのがソフトコレクション。「MSXユーザーなら是非遊んでおきたいラインナップです」との事だが、何故テープ版レリクスが。しかもMSX2用レリクス(ROM)もある。「レリクスに関してはX1やX68kのも持ってます」と。おかしい。やっぱりサミエルさんおかしい。しかもソフトケース、良く見たらポニーキャニオン純正のMSX用ソフトケースですよ。こんなん一体何処で。ソフトの状態も恐ろしく良くて、テープなんか新品に見える。「ホンマはね、最初MSX用テープレコーダー持ってこようと思ったんですけど、何処に仕舞ったのか見当たらなくて…」、恐るべし、サミエルさん。

折角なので、サミエルさんイチオシの隠れた名作『アラモ』の動画を。MSX1でクォータービューのスクロール有とは無茶な事を…

続いてTさん、懐からとあるROMを取り出した。これは…先日コッソリ見せて貰ったアレじゃないですか。ダメっすよ、これヤバ過ぎて載せられないっすよ。「これは…」とサミエルさんも驚愕。機会があれば是非ご紹介したいけども、出来る日は来るんだろうか。取り敢えずモザイクかけておこう。

適当に酒と焼き物を頼みつつ、悪い大人達のトークが加速する。恐らく周りのお客さんは誰一人として解らないであろう、レトロハードの話やゲームの話が中心。まずはTさん、自身が所持されていたPC-8001の仕様を挙げて、「解像度たったの160×100で、メモリ16k、画面内で使える色に変更回数制限がある(Enri’s Home PAGE参照)んですよ!音もBeep音だけなんですよ!それに比べたらMSXって、凄い高性能やったんですって!」と力説。激しく噴き出すサミエルさんと僕。先日伺った工業高校時代のエピソードもバンバン出てくる。「BASIC触るくらいならアセンブラのほうが解りやすいす」とサミエルさん、「工業高校時代はハンドアセンブルが常識でした」とTさん。ダメだ僕では太刀打ち出来ない。

続いてサミエルさんの当たり判定話。「昔のアクションゲームのキャラ、ニュートラルポーズって足を開いてるでしょ?あれ、プレーヤーに地面との当たり判定を認識させやすくしてるんですよ。ガケとか階段の前に立った時に解りやすくする為です」と。おお、この話、A君もしていた。「最近のゲームで、それが直立になってるのがあるんですよ…当たり判定が解りづらくて、許せなくて」、なるほど解ります。と、ここでTさんから質問が。「La-Mulanaの地形当たり判定って、どうなってるんですか?プレイしてて思ったんですけど、あれ特殊地形だらけじゃないですか?」、あ、ホンマや。

ここから、La-Mulanaの技術的な話がバンバン飛び出してきた。Tさんと僕、のけ反りっぱなし。特にテクスチャの話を聞いて、引いた。狂ってる。良くぞこんな事を、たった3人で。普通の人だったら絶対やらんような事を、NIGOROの3人は血反吐を吐きながら実行してる。ここで書いても良いんだけど、どうせならまた何らかの形で、皆さんに聞いて貰えるような何がしが出来れば良いなあと思う。La-Mulanaのウラガワ、恐ろしい深さだ。

話はこれだけで収まらず、実は半分くらいは真面目な話をしていた。悪い大人達は、意外に真面目な大人達でもある。で、気が付いたら終電間近。ノンストップで5時間(サミエルさんとTさんはウチの喫茶店と帰りの電車でも喋ってたから7時間)も喋っていた。それでもあっという間と感じたんだからよっぽどだ。近くの駅まで二人を見送り、僕は終バスを逃し、結局地下鉄で帰路についた。お二人とも遠路はるばる、本当に有難うございました。最高の仕事明けになりました。また、近々。

明日から日常が戻ってくる

夕方16時、地獄を抜ける。月曜日から始まった一番キツい一週間、ここに終結。全部チェックして、Dropboxにデータを置いて、メールを送って、机に倒れ込んだ。まだ追加修正分のデータがあるけども、今までの作業に比べれば屁でも無い。終わった。終わったですよ。これでやっと、普通の生活に戻れる。終わった。もう画面とニラメッコしなくて良い。もうIEを立ち上げなくて良い。ストレスからの解放。出来上がったページ数、79。

素人でも生放送が出来るという事は

A君とSkypeをしながら、この話題になった。エラい時代になったもんだ。携帯一つあれば誰でも生中継が出来る、という事は、こういう事なんやなと。こういう事例、今後も色々出てくるのかもしれない。モラルに頼らざるを得ない状況だと思うんだけど、さてさてどうなります事やら。

稼いだアドバンテージを浪費する

データの方はほとんど揃ったので、残るはポップアップウィンドウをモーダル化(ポップアップされたウィンドウ以外触れなくする)させる作業。普通にポップアップさせるだけなら、jsのwindow.openで十分なのだが、モーダル化させるとなるとindow.showModalDialogを使う必要がある。内容的にはほとんど変わらないから、すぐ実装出来るかな…と思ったら。

まず、heightやwidthがdialogWidthとdialogHeightになる。これは良い。が、高さや幅の指定に、必ずpxを付けないとモーダルのほうは表示されない。これに気が付くのにアホみたいに時間がかかった。また、別途作ったクローズボタンが効かなくなったり、モーダル化は親となるウィンドウにしか効かないからポップアップ→モーダルと出すと、一番の親元は操作出来ちゃうなど、もう何じゃこれ状態。まあそもそも、このモーダル化自体がIEとFirefoxにしか効かんのやけども。ヴァー。

他にも、親元となるFramesetを設置したページが何故かjQueryと干渉して表示されなくなったりと、キワキワになって強烈なバグが連発。取り除き終ったのが24時。嗚呼もっと早くに終わる筈やったのに。

菊タロー氏とMSX

リストを見て驚いた。敬愛するプロレスラー、菊タロー氏の名前があったのだ。twitterを確認してみると、確かに。嬉しくなってtweetしてみたら、何とご本人からレスを頂いてしまった。流石に興奮する。

菊タロー氏は大阪プロレスで有名になった『初代えべっさん』その人で、『日本一面白いレスラー』の称号を持っている。技をかけられたら「痛い痛い痛い!」と叫び、ギャグ、ボケ、不意打ち、他選手のコピーまで何でもあり。プロレス自体の完成度も非常に高く、笑っていいのか感動していいのか解らない、伝説のレスラーだ。その菊タロー氏が、まさかMSXユーザだったとは。物凄く嬉しいけど、ソフトがまた、エラいシブいチョイス。

中村紀洋というバッター

中村紀ほど波乱万丈の野球人生を歩んでいる選手は居ないんじゃないだろうか。激しい浮き沈みを繰り返しても、その豪快なスイングは変わらない。中村紀は、凄いバッターなんですよ。

どうにかここまでやって来た

水曜日は朝の早い時間からオカンを載せて車で通勤している。連日の作業で朦朧としたまま運転するのは怖いので、昨日は少し早めに寝たが疲れは残っている。十二分に注意して運転。また、今週は喫茶店のほうでギャラリーが開かれていて、その準備などもあり忙しい。自分の仕事にかかりきりたい所だが、そうも行かない訳で。

11時くらいから自分の作業を開始。朝に気張ったせいか、こっちの作業の方が朦朧としてくる。文字が記号に見え、文章の意味が読み取れない。何度も休憩を挟みながらデータを入力していく。ジワジワと積み上がって行く成果だけが救いになる状況。今日頑張れば、明日以降が楽になる。

かくして、24時前には60ページ弱のサイトデータが出来上がっていた。

今日も16時間

ひたすら作り、手直しし、作り続ける。ある程度柔軟な形で作ってはいるものの、思わぬ例外が飛び出し、また手直し。出来る限りスマートに解決したいのだが、たった一例しか無いものの為に新たに仕様を増やすというのもいかがなものか。もっと効率の良い組み方があるんじゃないかと思ったりもするが、下手に悩み続けると間に合わなくなる。手も頭もフル回転。

地獄の一丁目

過去最高の物量を誇る仕事の、本格始動。今日からプライベートは無い。起きて、仕事して、仕事して、寝る。タイムリミットは金曜日。本日の作業時間、16時間。

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