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とりいが あらわれた

  • 2012-06-28 (木) 0:30
  • 日常

取り敢えず、ウォーキングから運動再開。いきなり走ったら、弱った足腰(というか左膝)にダメージが行きそうだったので。ただ、普通に歩くだけでは運動にならんと思って、山のほうへ向かうことにした。ちょくちょく走っているコースがあるのだが、折角だからといつもとは違う道を選んで山へ向かう。

歩き始めて5分。買いたてのmp3プレーヤーのバッテリーが落ちた。どうやら、昼間いじってた時から再生しっぱなしになっていたらしい。何やってんだ僕。仕方なく無音で歩き続けるのだが、少しずつ怖くなってきた。ランニングの時は気にならなかった周囲の様子が、ウォーキングだとイヤでも目に入ってしまう。一度景色を疑いだすと、何もかもに疑いを持ってしまう。しかも今進んでいるのは、今までに入ったことのない、山へ通ずる道。怖い。

山道への入口まで後少しという所で、突然目の前に、小さな小さな鳥居が現れた。アスファルトの道路を跨ぐように建てられた明らかな人工物で、そう古い感じのものでもない。ただ、何でここに鳥居があるのかが解らない。周りには、普通の家やアパートがある。鳥居の先に神社の気配はない。何だこれ。何だこれ。恐らくランニングだったら、そこまで気にせず通り抜けていたと思う。だが、ここを歩いて通れる気がしない。これほどの恐怖心に取り憑かれたのはいつ以来か。僕はそのまま、山を降りることにした。

と言っても、かなり山を登っていたので降りるのにも時間がかかる。唯一の心の拠り所は、携帯だった。twitterで自分の情けない現状を伝え、TLを眺めているだけで随分怖さも和らいだ。まあ、神奈川の技術屋Tさんの奥さんに「後ろ」と脅されたんだけども。ちょっと漏らしそうになった。

見慣れた筈の住宅街に入っても、まだ恐怖感が無くならない。スーパー疑心暗鬼状態のまま、何とか自宅へ帰還。アカン、もうあのコースはアカン。余裕が出来たら、明るい時間帯にバイクで確認しに行こうと思う。

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