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オカンの居ない喫茶店

  • 2011-10-23 (日) 0:30
  • 日常

昨晩のうちに作っておいた臨時休業の張り紙をセットして、一人で店の準備をしてみる。今までもオカンが遅れそうになった時に何度かやっているので、それ自体に不安は無い。ついでに、事務所からノートPCと作業台を持ってきた。手が空いている時は、ここで作業を進めるという魂胆だ。

店のドアは半開きにしておいた。7年ほど前だっただろうか、左折車に巻き込まれて左手首を粉砕骨折したオカン。あの時もこうやって、僕は一人でお店に立っていた。あの時と決定的に違うのは、僕がコーヒーを淹れられるようになった事だ。と言っても、本当にそれくらいしか出来ないのだが。土日は叔母が来られないので、今日一日は僕一人で何とかする事になる。まあ臨時休業の札は出してあるんだけども。無下に入店をお断りするのも申し訳ないので。

オープン前から常連さんに電話を入れていった。皆さん本当に心配して下さっているようで、申し訳ない気持ちで一杯だ。何らかの形でお店を開けられればいいのだが、これについては明日以降に会議を行う事にする。その後、数組のお客様がご来店。事情を説明して、僕で良ければと珈琲を淹れさせて頂いた。

ご来店頂いたお客さんの中に、卒寿を迎えられたSさんが居られた。Sさんは喫茶店の人気者なのだが、実は先月お家で倒れられて、しばらく入院されていた。今日が喫茶店への復帰第一日だったのだ。何というバッドタイミング。Sさんもとても心配そうにされていた。折角なので、Nikon D7000のビデオ撮影でメッセージを貰う事に。明日に僕も病院へ行くので、オカンに見せようと思う。

そんなこんなで何とか1日を終える事が出来た。やれば出来るかもしれんな、と思ったが、僕の本業はWebデザイナーだ。

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