Home > 日常 > 1プレイ20円の喜び

1プレイ20円の喜び

  • 2011-09-12 (月) 0:35
  • 日常

夜半にスーパーのKからメールが来た。今から行くとの事。どうやら先日のサーカスチャーリーの件で、昔のゲーム熱が蘇ってきたらしい。待つ事30分、Kがやってきた。

久々に古いゲームで遊んだり、懐かしいアーケードのゲームが沢山掲載された『ザ・ベストゲームス2』を読みながら色々話す。昔は友人を震撼させたこの男も、今ではすっかり普通のプレーヤーに成り下がってしまった。しょうもないミスで残機を減らす度に、あの頃のお前が笑ってるぞとプレッシャーをかける。そしてまたミス。何かスポ根漫画みたいだ。本人曰く、「思い切りが悪くなった」との事。

そう言えばKはファミコンのゲームも上手かった、という話になった。『ディグダグII』『マイティボンジャック』『沙羅曼蛇(これは特に異常だった)』『ファンタジーゾーン』『くにおくん』シリーズ。いずれも面白いゲームばかりだ。

『ディグダグII』をプレイしながら、ふと気付いた事があった。このゲーム、操作は小学生でも一瞬で理解出来るくらい簡単なのに、恐ろしく奥が深い。いや、『ディグダグII』だけじゃない。『スカイキッド』だって『マリオブラザーズ』だって『戦場の狼』だって『アルカノイド』だって、どれも一瞬で理解出来るくらい簡単なのに、面白い。飽きない。この頃のゲームは、アイディアの宝庫だったと思う。常識に捕らわれない、自由な発想があった。

そりゃ、今のゲームだって十二分に面白い。より複雑に、よりリアルに、より幻想的に。際限なく広がり続ける大きな大きな箱庭で、とんでもないクオリティのゲームが動き続けている。でも、80年代のアーケードゲームには、最近のゲームには無い、素朴でシンプルで強烈な面白さがある。僕もKも、未だにそれが忘れられないでいる。

Home > 日常 > 1プレイ20円の喜び

Search
Feeds
Meta

Return to page top