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台湾人の素朴な疑問

  • 2011-07-13 (水) 0:30
  • 日常

喫茶店へ台湾からの留学生さん4人がご来店。そのうちの一人、Rさんは既に3回目のご来店だ。今日は『日本人にインタビューをする』という学校の課題をこなす為に来られたのだが、これが思いの外面白い事になった。テーマは、『お見合い』『日本人と贈り物』。

まず、『お見合い』。そもそも僕らの世代では、お見合いをする事自体が珍しく、仲間内でもお見合いをした、という話を聞いた事が無い。お見合いパーティーなら聞いた事があるのだが、多分質問の趣旨から離れる事になると思うので、サクッと説明しておしまい。ここはやはり、オカンの出番であろう。何を隠そう、ウチの両親はお見合い結婚だ。

オカンによるマシンガントーク開始。幾ら日本語の勉強とはいえ、オカンのトークスピードは速過ぎると感じたのでちょくちょくブレーキを掛ける。飛び出した話題は、どれも僕の知らないものばかりだった。8人もお見合いしたなんて初めて聞いたぞ。あと、最盛期の体重が今の僕と同じってどういう事だ。台湾の皆さん、あまりの内容に爆笑したり引いたりしてる。僕も若干引いてる。お見合い中に2人で散歩がてら大文字山登ったってのもおかしい。何もかもがおかしい。

続いて『贈り物』。こちらの質問はかなり細かく、どういう時に贈り物をするのか、どういうものを贈るのか、贈る時にしてはいけない事は何か、贈られて困ったものはどうするか等、相当頭を使わされる質問ばかりだった。贈られて一番嬉しかったプレゼントって何だろうか…幼少の頃なら自転車だったけども、人生で一番となると…

ここでも途中からオカンが参戦。『のし紙』を持って来て、事細かに説明を始めたのだけども、これ日本人でも少しハードルが高いんじゃないのか。紅白と白黒くらいの違いは分かるけど、結び方とか粗供養とか、説明して解って貰えるのかどうか。そう言えば台湾では、結婚式の時は赤の袋、お葬式の時は白の袋にモノを入れて持って帰って貰うそうだ。白の袋って、日本じゃそこら中で普通に使ってるんだけども。文化の差って面白い。

あと、これとは全く別の話なのだが、台湾でも4という数字は忌み嫌われる事が多く、病室の番号や駐車場で使われないのは勿論、病院では『4F』自体が無いそうだ。1F、2F、3F、5F…これは本当に驚いた。台湾、徹底している。また、今日お越し頂いたSさん、台北でメディア関係の制作をやっていたそうで、Adobe PremiereやIllustratorなどを使って映像作成やデザインをやっていたそうだ。まさかの同業者。

そうそう、普段4人は同郷なので中国語で喋っているのだが、4人の知らない言語に囲まれて、久々にアウェー感を感じた。日本人特有の『知らない言葉怖い』症候群だ。英語ならまだしも、中国語は全くヒアリングすら出来ない。改めて言語って凄いなと思わされた。

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