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もんじゅについて

昨晩床に就く前、ひょっとしたらこのまま目が覚めんかもなあと思った。2010年にもんじゅで起こった、装置の落下事故。ずっと放置されていた装置の、引き抜き作業が始まったからだ。

何故か僕の周りで、このニュースを知らない人が多かった。ウチのオカンですら知らなかったようで、翌朝話をしても「ホンマなん?」と半信半疑の様子だった。それだけこのニュースは、小さくしか取り上げられていないのだろうか。まあ、煽って騒いだところで、僕ら一般市民にはどうする事も出来ないレベルの事故だから、という事もあるのかもしれない。

  • 【山崎解説:高速増殖炉「もんじゅ」の事故とは?】(NHK「かぶん」ブログ)

    http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/600/86693.html

  • 福島原発に気を取られがちだけど、高速増殖炉もんじゅも相当ヤバい(ハムスター速報)

    http://hamusoku.com/archives/4379486.html

  • もんじゅ(Wikipedia)

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85

2010年8月26日、炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)がつり上げ作業中に落下する事故が起きた
原子炉に鉄クズ(交換装置)3.3トンが落下し、回収が不能であることがわかった
燃料棒の交換方法断たれる
休止不能で制御棒なんとか突っ込んで冷やし続けている状態
燃料が高濃度のプルトニウムで福島よりずっと臨界しやすい
プルトニウムは臨界を防ぐ制御棒効きづらい上に温度にムラができやすい
プルトニウムの量は長崎原爆の100倍以上
本州のど真ん中福井県にあるが、地震プレートの真上にあることが建設後にわかった
高速増殖炉の構造上配管が複雑でクネクネしててペラペラ、地震に構造的に弱い
耐震性をどれだけ強化しても、地震のゆっさゆっさ自体は今の技術では防げない
ゆっさゆっさすると、炉内で巨大な鉄クズもゆっさゆっさ、燃料棒破損も
中を見るカメラが故障し、修理不能であることがわかった
冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす
福島でやっているほぼ全ての冷却方法が今のままでは通じない、逆に爆発的火災になる
2011年2月21日、装置を現場で担当する燃料環境課長が敦賀市の山中で自殺
今までに2兆4000億円以上つぎ込んで年間維持費だけで500億円掛かり、これまでの発電量は0
燃料の質と量から、チェリノブイリや広島長崎なんか目じゃない人類史上最強の事になる
半径300kmは…

ザッと読んだだけでも、暴動モノの問題点が何個もある。気になる方は項目ごとに検索して調べて貰えれば、これらが本当である事がすぐ解る。もんじゅで起こっていたのは、国を終わらせることが出来る程度の事故だったのだ。ただ単に、運が良かったから爆発しなかっただけの話で。

こんな欠陥だらけの役立たずが、本州のど真ん中にあるという事実。今回の事故で懲りてくれたとは思うが、これで廃炉に向かわんかったら、本気でキレるぞ。

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