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情報中毒と地震対策

僕の事務所で、唯一震災が来たらヤバいのが本棚。僕の席の真横にある。倒れたら一発だろう。流石にこのまま放っておくのも怖いので、ホームセンターやスーパーのDIYコーナーへ行ってみた。ものの見事に防災用品が無くなっていた。みんな考える事は同じか。

逆に言えば、それだけみんな防災対策を取っていないって事になるのだろうか。まあ普段、そんなにバカバカ売れる商品でもないから弾数が少なかっただけの話かもしれないが。この辺りの商品なら売り切れもまだ納得が行くんだが、関西でも食料や水、電池などを買いだめる傾向が出てきているようだ。危機感を持つ事は良い事だが、必要以上の危機感はパニックを引き起こす。また、何も考えずに不安感だけで動くのもダメ。信頼出来るソース(情報源)を見つけ、知識を蓄え、精神的なバランスを保つ事が肝要だ。こういう時は、僕らみたいな情報中毒の人間のほうが冷静になれるようだ。

もう一つ。信頼出来る情報ならば、出来るだけシンプルに解り易く、身近な人に伝えていくべきだ。適度な危機感・緊張感と、適度な安堵感。どちらも大切だ。テレビでは被害や不安ばかり煽るような報道が続いているようだが(これでPTSDになる人も居るそうだ)、皆が必要なのはそんな情報じゃない。一人でも多くの人を助ける為の知識こそが必要なのだ。

情けない話だが、テレビよりもネットの方が、ずっと役立つ情報が多い。特に僕の親御さん世代は、テレビの情報だけを鵜呑みにしている人が多いが、残念ながら大きな間違いだ。PCとネット環境がある人は、一度テレビを消して、ネット上で様々な情報を探す事をお勧めする。そのほうがずっと建設的で、精神衛生が保てる。怪しい情報は徹底的に調べ、情報源を見つければ必ず真偽が解る。調べるクセをつける事、それがあなたの周りの人を助けるキッカケになる。

被災地である東北に比べ、関東より西は軽微、または被害の無い地域ばかりだ。余震があるとはいえ、今すぐ困るような事が起こる可能性は低い。原発の情報に関しては正直不安も大きいが、今はまだ見守るしかないだろう。関西くらいの距離レベルでパニックになったりヒステリックになっていたら、被災地の皆さんに申し訳が立たない。twitter上でも誰かがtweetしていたが、僕らは普段通りの生活をして、『経済』と言う名の血を循環させ続けなければならない。また、笑顔やユーモアも大切だ。何でも自粛では委縮する。元気に頑張ろう。

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