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レンズに魅入られた家系

  • 2011-01-03 (月) 0:35
  • 日常

年代物。

デジタル一眼の購入で悩んでいる、とオトンに話してみると、いきなり目を輝かせて自分のカメラを引っ張り出してきた。すっかり忘れていたが、オトンはアナログカメラ馬鹿だったのだ。更に言えば、父方の祖父は天文学者でレンズ光学が専門だった。更に更に付け加えるなら、ウチの家系は代々NIKONマニアだったのだ。

長物。

数年前までは行事毎にカメラを構える事が多かったオトン。だかここ数年、あまりカメラに手を伸ばす機会が無かったようで、家でもすっかり忘れ去られていた。押入れから引っ張り出してきたのは、『NIKON F フォトミック』『NIKON FA』の2台。状態は良好。レンズもしっかりしている。

真ん中のマークが明るさによって変化する。不思議。

小さい頃には何度も触らせて貰った記憶があるが、大人になってからは恐らく初めてだ。ファインダーを覗いて望遠レンズを回してみると、おお、ちゃんとピントが合う。背面のボケもちゃんと作れる。当たり前の話なのだが、ここ数日デジタル一眼レフばかり触っていた為、何となく不思議な気持ちになる。おかしな話だとは思うが、電気も使わず色々出来る事自体に新鮮さを感じてしまった。

フィルタが結構面白かった。

カメラ本体だけに飽き足らず、当時のカタログや本まで持って来たオトン。これまた見事にNIKON一色だ。これはあれか、僕も伝統を受け継いでNIKONを買わなければならないのか。D7000でズームレンズキットだと16万もするんだが。

ただ、こうやってカメラをイジっていると、どうやら僕にも『血』が流れているらしく、興奮する。ジャズの時もそうだったのだが、それまで全く興味が無かったのに、ある日突然没入したものは、どれもオトンや祖父が熱を入れていたものだったりする。PCを始めたのも、祖父の影響だ。

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