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お向かいさんはカメラマン

  • 2010-09-29 (水) 0:40
  • 日常

カメラマンのSちゃん来訪。『ちゃん』と言っても男の人で、しかも4つくらい年上だ。何故そんな呼び名なのかと言えば、我が家のお向かいさんで幼馴染だからだ。幼少の頃からずっとそう呼んでいたので、今更呼び方を変えるのも気持ち悪いという事で今日に至る。

良いなあ。

さて、そんなSちゃん、今日は喫茶店のイメージ写真を撮って貰う為に来て貰った。本業は人を撮るほうのカメラマンなので、こういう写真はあまり撮影した事が無いそうだが、バッグの中にはエゲつないレンズが5本も入っている。それだけでテンションが上がった。ここぞとばかりに写真の質問をしてみる。

  • 暖色系の照明がある部屋から外を撮ると青くなるけどバランスは取れない?→どちらかに合わせるしかないので無理
  • 外観を撮影すると色飛びが酷いけど何とかならん?→町家は白黒ハッキリしたコントラストの建物やから、何処かは犠牲になる
  • 綺麗に庭の写真を撮るには?→ひたすら待って、太陽光の角度や具合を探って撮影

プロはカッコ良い。

「撮影者は完璧を求めたがるけど、スタジオ撮りや完璧なセット・ライティングでも無い限りバランスが取れた写真は撮れへんし、見る方も気が付かなんよ」という言葉通り、町家が掲載されている雑誌を見ると、無理がある写真も結構多い。意図して見なければ、そこまで気が付かないものなのか。青空があって、外観が映えて、中もチラッと見える写真なんて、合成以外あり得ない。なるほど、納得。

レンズをバンバン換え、これでもかと写真を撮り続けるSちゃん。300枚は軽く越えている。そんなに撮影して、バッテリーとかメモリとか大丈夫なん?と聞いてみたら、「今の現場では大体3時間で2,000枚は撮るから」と笑われた。恐るべし、プロカメラマンの世界。

今日の反省点。予めこういう写真が欲しい、というイメージを見せられなかった事。やはり口や雰囲気よりも、例えになるような写真や雑誌を用意しておくべきだった。必要以上に試行錯誤させてしまって申し訳ない事をしてしまった。同じような苦労を自分のジャンルでもしているのに、そこに気が付かなかったとは。痛恨だ。

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