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今年最後の発表会

  • 2009-12-02 (水) 0:35
  • 鍛錬

写真有難う御座います。

ジャズバーにて今年3回目の発表会。しっかり練習をしてきたので問題無いと思ったが、いざ出番となるとやはり緊張する。常連さんしか見ていないのに。

曲は『Suger』を選んだ。いつも新しい曲に挑戦していたのだが、今日は敢えて慣れた曲。それもコード進行自体は簡単な曲だ。だが、今回自分の中でちょっとした課題を作って臨んでいた。『我慢』と『16分フレーズ』だ。

ピアノに慣れるに従って、どうしても速い曲を弾きたくなる。今まではずっと速さを求めていて、それだけで満足していた節があった。今回はそれを捨て、スローで勝負。そして、音数を増やしたい所を『我慢』する。音数が少ないほうがフレーズに印象が残るからだ。また、後々の展開も広げ易くなる。徐々に音数やボリュームを上げていき、16分フレーズを要所要所で決める。頭を使うよりは勢いで弾き倒す。あとは出たとこ勝負だ。

始めこそ慣れない事をやろうとして緊張したものの、テーマ中に入れたフェイクが面白いように決まって段々気楽になり、大胆になっていく。3週目くらいから攻め始め、5週目で大爆発。周りを見られる余裕もあり、全体として悪くないアドリブが出来た。更に、バックに回ったときにも思いがけず盛り上げの後押しをする事が出来、終始ハイテンション。今まで一度もやった事が無かったのに、何時の間にこんな事が出来るようになった僕。

反省点としては、フレーズのオチのバリエーションが少なかった事、興奮すると左手バッキングを間違えてしまう事(1小節先のコードを弾いてしまう)の2つだけ。それ以外は、思った以上に良く出来た。まだもう少し音数が減らせると思うし、合いの手の研究をもっとしなければならないが、満足感はかなりあった。

だが、この日一番爆発したのは、発表会後のセッションでやった『Fly me to the moon』だった。簡単な曲なので、家でも練習がてら気軽に弾いているのだが、鼻歌から一瞬溜めて大爆発といった、自分でもビックリするような演奏をする事が出来た。感情剥き出しまくり。もう楽しくて楽しくて。思いがけず壁を一つ越えた気がする。

恐らく、今後は演奏する機会が増えていくと思う。出来るだけレベルの底上げを行い、沢山の人に楽しんで貰えるような演奏が出来ればと思う。そろそろ理論をマジメにやらねば。

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