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最後の矜持

  • 2009-10-19 (月) 0:35
  • 教習

教習16日目。恐ろしい事に、練習日はあと2日。今日こそは一本橋を攻略しようと、事前にググりまくった結果、「ハンドルを振りまくったほうが安定する」という事実を知った。これであの憎き一本橋もお陀仏だ。

喜び勇んでコースに出る。もはや一本橋以外に敵は無い。いよいよ一本橋とのご対面、いざ首振り。なるほど、確かに落ちる事は無くなった。が、タイムはやはり7秒後半。延びない。そこで今度はクラッチを握ったり半クラッチにしたりを小刻みに繰り返した。結果、8秒台に。それでも前の教習生が9秒台を連発していたので腹が立ち、スラロームで5秒9というファステストを叩き出した。これはかなり良いタイムではないのか。

その後、コース上で教官に「もう大丈夫そうですね、何か質問ありますか?」と聞かれたので、教習生で過去最速のスラロームタイムを聞いてみた。

「え、過去最速ですか!?…確か…3秒9…」

最後の矜持を叩き折られた僕は、哀愁を漂わせながらコースに復帰した。ついでに一本橋のコツを教えてもらったのだが、「腕の力を抜く為に、わざと中腰になる」「半クラッチをもっと効果的に使う」と指導してもらった。が、敢え無く時間切れ。今日の借りは明日返す。

それにしても、あと2回しかここに来られないというのは寂しい(試験に落ち続けたらずっと通えるという裏技もあるが)。出来るだけ長く堪能しようと1日1時間のペースで通った訳だが、ここまであっという間だった。思えば当初は125ccのスクーター目当てで教習所に来たのに、何時の間にか単車に跨り、今では真剣に単車の導入を検討する所まで来てしまった。

オートマの車に慣れてしまった身体に、クラッチやギアチェンジの楽しさを思い出させてくれたのは単車のお陰だ。『運転する』という行為そのものに、これほどの魅力があったとは。

参加したい。

そう言えば今日は自動車側が休業なのだが、そこで出前用(?)バイクの集団講習会をやっていた。タイムアタックみたいな事もやっていたらしく、攻め込んで脱輪して爆笑が起こっていた。こういう依頼もあるのか教習所。

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