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2009-09

SOTEC消滅

ついに、あのSOTECブランドが消える。iMacの外観をパクり、信じられないほど初期不良が多くて『クソーテック』と呼ばれ、サポートは知識が無くてサポートすら出来ず、価格の安さだけで初心者を騙し続けた、あの忌まわしきSOTECが。

と言っても、近年ではONKYOに買収され、パーツも組み立ても全部国内製に移行して良いPCを作っていたらしい。が、『SOTEC』というブランドの負債は信じ難いほど悲惨なものだった(Slashdotでも書かれているが、何故この名をONKYOが受け継いだのか謎)。2000年前後にWinMeとセットで買わされた人は、きっとこの名を一生恨んでいる事だろう。近年になっても、僕はSOTEC製のPCだけは絶対に勧めなかった。

洗濯機で洗米

お米を洗濯機で洗うという新発想。ファーファなんかを入れれば、一粒一粒がふわっと仕上がる、という絵面を妄想をして笑いが止まらなくなった。脱水が終わって蓋を開けたら何故か炊き上がっていた、というのがベスト。

日本人より日本人らしい

作りこみがハンパ無い。センスもハンパ無い。

スイス人の茶人、Mさん宅でお茶を頂いてきた。元々は母の喫茶店の常連さんだったのだが、ちょっと離れた場所に新居を構えられ、長らくご無沙汰していた。が、この新居と言うのが凄い。

と言うのも、元々は住むのも難しいくらい荒れていた一軒家を、Mさん達だけで2年かけて改修、土壁以外はほとんど自分達で作ったというから末恐ろしい。砂利も瓦も、竹も木も、天井も襖飾りも、果ては庭までも自作。これを外国の人がやるのだから尚更驚く。

もう驚くしかない。『日本風』ではなく、『日本』そのもの。

Mさんは日本語が上手くないのだが、それに反比例するかのように茶道に長けている。振舞い一つとっても緩急や止めが素晴らしく、ここまで出来る日本人はそうそう居ないだろう。一緒にお茶を頂いた従兄妹のAちゃん(茶道教室に通っている)とのやり取りが完璧過ぎて笑える。知識も豊富で、「銅鑼と鐘は陰陽の関係(銅鑼は低音なので明るい昼間に鳴らし、鐘は高音なので夜に鳴らす)」という話もして頂いた。これで日本語が堪能だったら、多分何をやっても太刀打ち出来ない。ちなみにMさんは、合気道と居合道の先生でもある。

僕にもう少し英語力があれば、何故そこまで日本にどっぷりハマったのか尋ねられるのだが。

創業勉強会に行ってきた

30代の人達が集うという勉強会に参加してきた。キッカケは元同僚のHさんからのメールで、創業に関するセミナー+懇親会という内容らしい。Hさんの友人も参加されるとの事だったので気軽に参加したが、行きがけに買った本のせいで財布が軽くなり、肝を冷やした。

会場で元同僚Hさんの友人、陶器のHさんと知り合う。実は事前に性別以外の情報を何も知らされていなかった為、Hさんから声をかけて貰う事で初めて誰が友人なのかという事が判明した。ちょっとドキドキ。今書いていて気付いたが、元同僚のHさんも陶作家だ。どう書き分けよう。

今回の講師は何と大阪の商工会議所の方で、僕が来月参加するセミナーの予習といった内容だった。2時間という短い時間の中で、幾つか重要な言葉を頂いた。創業塾を経験して、実際に創業する人は、全体の2割らしい。また、控除や手当などの知識も少し付いた。青色申告の意味を今頃知ったというのは、ちょっとマズい気もする。

セミナー後、近場の居酒屋で懇親会。20名弱の様々なバックボーンを抱えた人達が、ざっくばらんに話し合っていた。僕も折角なので名刺を持って挨拶に回ったのだが、ここで改めて京都の狭さを実感した。どうやら以前の職場ですれ違っていた人も居たようだ。

たまたま同席になった弁護士さんがユニークな方で、『弁護士』という仕事の特異性について聞かせてもらった。曰く、「弁護士の所に明るい仕事が来る事はほとんど無いですよ」。よくよく考えてみたら、そりゃそうか。エグい話が日常茶飯事になり、大抵の新人弁護士は、半年以内に一度大きく体調を崩すらしい。唯一例外なのが公然猥褻の事案で、申し訳無いが笑ってしまった。話によると初犯、二犯までは大体罰金刑、三犯で起訴猶予、四犯で実刑となる事が多いらしい。公然猥褻だけで四回捕まるのは色んな意味で難度が高いと思うがどうか。また、立件には必ず動機が必要で、調書は取ってみるのだが理解し難い内容ばかりで困るらしい。

何だか公然猥褻に詳しくなった事ばかり書いている気がする。全然違う話だが、陶器のHさんがビールの泡立てに並々ならぬ力を注いでいたのも印象的だった。

ネットと本

こういうのは嫌いじゃない。

先日から購入を検討していた、『プロのデザインルール』全6巻のうちを2巻を買ってきた。何故か漫☆画太郎が表紙を描いており、一冊4,000円弱とかなり良いお値段なのだが、内容が良いのだから仕方が無い。

新しい技術を身に付けるとき、本を買うか、ネットで調べるかで散々迷う。本の情報は当然有料で、日々最先端から遅れていき、ディスカッションする事が難しい。ネットの情報は無料で、日々新しい技術が公開され、誰でも気軽にディスカッション出来る。と、この部分だけを見れば、ネットで調べて勉強したほうが圧倒的に得な気がする。が、本には本の良さがあるのだ。

  • 画面を使わない

    ネットで調べる場合、作業するソフトとブラウザを何度も交互に表示させる必要がある。コピペ出来るのは楽だが、本だと画面切り替えの煩わしさがほとんど無く、また画面を広く使える。

  • 情報がまとまっている

    良い本は、必要な情報が必要な分だけまとまって掲載されている。つまり、一々情報を探す必要が無く、調べたい事をパッと見つけやすい。お気に入りやブックマークに叩き込まなくても、付箋紙1枚でサッと情報を引き出せるのだ。

  • オフラインでも読める

    意外にこれが大きかったりする。ネットに繋がなくても情報を得られるので、移動中やPCの電源を入れていない時でもサッと調べる事が出来る。また、本を読む時はネットで調べものをする時より集中する(ネットは誘惑が多い)ので、効率が上がる事も。

こういった技術書の寿命はそれほど長く無いとは思うのだが、何かのセミナーに参加したと思えば、価格の面でも納得が行く。何でもタダのほうが良い、と思い込むのは損だと思った。本とネット、上手く共存させて行く事が肝心だと自分に言い聞かせた。

まだ見ぬ一本橋

以前通っていた教習所で、125ccスクーターの試乗会をするとのチラシが届いた。かねてより原チャに限界(主に法廷速度的な面で)を感じていたので、これを期に免許を取得しようかと企んでいる。自動車免許は持っているので、実技試験だけでOKの筈という話を家族にしたら、「アンタ一本橋大丈夫か?」と笑われた。

我が家はバイク一家で、母親が150ccのスクーター、兄が1300ccのレーサーレプリカに乗って毎日通勤している。つまり、二人とも一本橋を経験している(ミス無し)。要らんプレッシャーをかけて、僕を笑い話の種にしようとしているのか。おのれ。

Diabloという名の悪魔

この曲を聴いてすぐ身体が反応した人は、恐らく一度廃人になりかけたか、もしくは未だ廃人になったままでは無いだろうか。

僕が一番最初に手をつけ、そしてこれが最後となったネットゲーム、『Diablo』。今でこそメジャーになった、大人数オンラインRPGの先駆けとも言うべきもので、僕らが学生時代の時に発売され世界的大ヒットとなったゲームだ。発売元はアメリカで、表記や説明、セリフも全て英語。そのハードルの高さと、いかにも洋ゲーらしい陰惨かつ美しい世界、ランダム性の高いダンジョン、レアアイテム蒐集の楽しさ、そして何よりゲーム自体の完成度と面白さが、僕らを一瞬で虜にした。

だが、このゲームの一番恐ろしい所は、ネットを使って友人と一緒に戦えるという未知の面白さだった。誰かの家まで遊びに行かなくても、ネットさえあればすぐに同じ世界で遊べる。それは、当時としては革命的な出来事だった。予め参戦時間を決め、みんなで同じ世界に集まってダンジョンを攻略する。パーティを組んで膨大な数の敵と対峙する。気を抜いたら一発で殺されるという絶妙のゲームバランスが、面白さを一層際立たせた。

気が付けば、クラスメイトの大半はDiabloにハマっているという異常事態に発展。ADSLや常時接続なんて無かった時代、テレホーダイを使って毎夜毎夜パーティを組んではダンジョンに潜り、アイテム交換を行い、新人育成をし、酷い時には明け方まで戦った。また、全く知らない世界へ飛び込み、何処の誰とも知らない外国人と即席パーティを組んで戦った事もあった。つたない英語でチャットを行い、必死にダンジョンを攻略する。「昨日ガイジン助けてん」「俺なんかPK(PlayerKiller、つまり仲間を殺してアイテムを略奪する行為)に根こそぎやられたわ」なんて会話も教室でしょっちゅう行われていた。それ位、Daibloというゲームは面白かったのだ。

この曲は、Diabloをスタートさせて一番最初に聴く事が出来る、町のテーマソングだ。

この曲が勝手に頭で流れ始めるまでになった頃、僕はふと恐怖に包まれた。この、終わりの見えないゲームに費やした時間を振り返ったのだ。学校から出された課題も疎かになりがちで、テレホーダイ以外の時間にもDiabloをするようになり、電話代が跳ね上がったのも正気に戻らせた一因ではある。Diabloにハマった人間の一部は、桁違いに自由度が高い『Ultima Online』などのネットゲームにも手を出した。僕が『ネトゲ廃人(ネットゲーム廃人)』という言葉を知ったのは、その頃だ。幸い、友人でネトゲ廃人にまで進行した人間は居なかった(中毒レベルは居た)。

僕にとってDiabloは、まさに悪魔の如き両面を持つゲームだったと言える。もう一歩足を出していたら、ハマり込む僕の性格上、戻って来れなかった可能性が高い。ネットゲームは、本当に面白いのだ。だからこそもう手を出すまい、そう決めた。

問題が一つ。只今絶賛開発中のDiabloIIIが、死ぬ程面白そうなのだ。

和室X

圧倒的存在感。

和室を借りて障子を開けたら、剥き出しの鉄筋が現れた。

子ども演劇同窓会会議をする為に、とある公共施設の和室を借りたのだが、障子の向こう側が強烈な事になっていた。耐震構造上の問題なのかどうか知らないが、このミスマッチ具合はどうだ。部屋は南向きなので、時間帯によっては障子に鉄筋の影が映る。この和室、お茶会が出来るように炉が設置されているのだが、障子に×の影が入るお茶会というのは斬新だ。

余談だが、会議の場所と時間を間違えた。こんな酷いボケは産まれてこの方初めてだ。みんな申し訳無い。あと、この公共施設で会議をすると、高い確率で豪雨に見舞われるのは何なんだろうか。

チラシを作っています

。

さて、ここからどうしたものか。

まさかこういうオチが

前代未聞のニュースかと思ったら、過去に1例あったらしい(【追記】過去にも結構あったらしい)。まさかこういうオチが来るとは思っても居なかった。心配なのは、この選手は今後どういう形でスポーツに関われるかという事だ。最悪の場合選手生命が絶たれるかもしれないし、ひょっとしたら記録も参考記録になるのかもしれない。

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