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大失態

  • 2009-06-22 (月) 0:40
  • 鍛錬

予てからの希望で、元職場の同僚MさんとOさんをジャズバーへご招待した。時間に余裕があったので、しっかり練習をして恥をかかないようにとセッションに臨んだが、ドラマーさんの4バースを潰してしまうという大失態を犯した。

そもそも、自分がメインに立ってセッションをやっているのだから、自分がしっかり船頭を務めない事には船が迷う。以前は見習い船頭ともいうべきポジションで、皆がフォローをしてくれて何とかなっていたが、もうそういう時期は過ぎてしまっている(アドリブが出来る様になってきた為)。なのに、自分にその意識が全く無かった。引っ張っていく、という意志力が無かったのだ。

フレージングには、メロディを歌うのと、方向性を伝えるという二つの要素がある事に気がついた。好き勝手歌っていては、周りはどうついていけば判らず不安になる。回りに気持ち良くついて来てもらう構成力や気配りが必要なのだ。聴衆にだけではなく、プレーヤーにも発信をしていかねばならない。それを人に頼り続けているから、こんな事になる。嗚呼情けない。

「出来る事が増えれば増えるほど、悩みも増える」と、昔誰かが言った。全くその通りだと思う。

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